2013年5月6日月曜日

公園は恋のパラダイス

3週間ぶりに東京湾岸の公園に行きました。
行ってみるとそこは虫たちの恋のパラダイスでした。
カメムシ、ゾウムシ、ジョウカイボン、ハナムグリ、イトトンボなど、みんな恋の真っ盛りでした。
ハナムグリはハルジオン、ニセアカシアなど、ありとあらゆる花にいましたが交尾をしているカップルも多くいます。交尾をしていても下にいるメスのほとんどは食事をやめる様子はありません。
この食欲が子孫を維持するための源なのでしょうか?
ハナムグリ Cetonia pilifera

ハルジオンにはゾウムシのカップルもいました。


蔓がだいぶ伸びた葛にも虫たちが沢山います。
まるで青銅のミニチュアのような姿をしているのはコフキゾウムシです。葛の葉や茎の上で交尾をしているカップルをよく見かけます。
コフキゾウムシ Eugnathus distinctus

ゾウムシと葛の組み合わせではオジロアシナガゾウムシも常連です
ちょっと見ると葛に鳥のフンが落ちているのかと見間違えてしまいます。
このオジロアシナガゾウムシのカップルもいました。
オジロアシナガゾウムシ Sternuchopsis trifidus

葛と言えばマルカメムシも常連です。マルカメムシは葛の蔓に群れていることが多いのでよく見ないとただ群れているのか交尾しているのか判りません。
でもよく見ると交尾しているカップルも多くいました。
マルカメムシ Megacopta punctatissima

マルカメムシは葛の周囲にある草の上にいることはよくありますが、今日はムラサキツメクサに群がっているところがありました。ムラサキツメクサもマメ科植物だから何の不思議もないのだろうけれどムラサキツメクサは数あれどマルカメムシが群がっているのは1箇所だけで他は全くいませんでした。

マルカメムシ Megacopta punctatissima
 
マルカメムシ Megacopta punctatissima

ホシハラビロヘリカメムシも葛で時々見かけます。
交尾しているカップルも一組いました。
ホシハラビロヘリカメムシ Homoeocerus unipunctatus

セボシジョウカイはあちこちの木の葉裏にいました。
このカップルは見つけた時には交尾をしていた様子でしたが風で揺られたせいか、この時は相手にしつこくしがみついていますが、交尾の体勢からは離れてしまいました。このあと1分ほどこのような体勢を続けていましたが再び交尾することなく離れてしまいました。
セボシジョウカイ Athemus vitellinus

昼も過ぎたのでそろそろ帰ろうかと歩いていると目の前を何かが風に煽られたように飛んで行きます。
何かなと飛んでいった先を探してみると交尾をしているイトトンボのようです。
ゆっくりと近づいてみました。
アジアイトトンボのようです。

アジアイトトンボ Ischnura asiatica

オスは青く、メスは薄い紅色をしています。
このあとずっと草に止まって交尾を続けていました。

アジアイトトンボ Ischnura asiatica

恋人のお邪魔をし続けるのも野暮なのでほどほどで帰ることにしました。

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