そんな陽気に誘われて今日は久しぶりに多摩川に出かけてみました。
河川敷に来てみるといつの間にか春景色に変わっています。
川に面した土手にはハマダイコンやアブラナ科の花が咲いていました。
川面に輝く光を背に受けてとても綺麗でした。
アブラナ科の花が咲いているということはナガメが出てきているかな?
やっぱりいました。
ナガメ Eurydema rugosa
ちょっと草を踏んだ音がしたらあっという間に逃げてしまいました。
よく探してみると、他にもあちこちにいました。
ここには交尾をしているカップルもいました。
寒い冬をどこかで過ごして次世代に命をつなげる営みです。
毎年、このあたりの多摩川河川敷ではハマダイコンの花とともにたくさんのナガメが子孫を作っています。
ナガメ Eurydema rugosa
少し歩くと、桜も咲いていました。
ソメイヨシノより少し白っぽい花の桜です。
桜の木を後にすると目の前を蝶が飛んでいきました。
少し目で追っていると、近くの枯草の上に止まったのでゆっくり近づいてみるとキタテハのようです。
キタテハ Polygonia c-aureum
冬の間、どこか林の中で過ごしていたのでしょうか?
翅は少し痛んでいますが、元気に飛んでいました。
他にも何頭か見かけました。
アブラナの花に止まって蜜を吸っているようでした。
キタテハ Polygonia c-aureum
キタテハ Polygonia c-aureum
しばらく見ていたら、大きく翅を広げて太陽をいっぱい受け止めていました。
キタテハ Polygonia c-aureum
ハマダイコンの花にはミツバチやアブなどが集まっていました。
ミツバチは後脚に花粉をためています。
ホソメヒラタアブでしょうか?
数多く見かけました。
ホソヒラタアブ Episyrphus balteatus
ホソヒラタアブ Episyrphus balteatus
ハムシたちもたくさん見かけました。
トホシクビボソハムシだと思います。
1匹だけでしたが忙しく歩き回っていました。
トホシクビボソハムシ Lema decempunctata
こちらはコガタルリハムシかな?
ハムシは姿かたちが似ているものがいっぱいいて見極めがつきません。
コガタルリハムシ Gastrophysa atrocyanea
交尾をしているカップルもたくさんいました。
こっちはカップルを後ろから追いかけてくる輩が...
案の定、後ろからオスに襲いかかりメスを奪おうとしています。
最初にメスをゲットしていたオスは負けそうです。
後からきて戦いに勝ったオスがメスに迫っていきました。
結局、あとから来たオスがメスを奪ってしまいました。
1週間前には虫が動き回る姿はほとんどなかったのに、今日は少し歩いただけで多くの虫に出会いました。
ナナホシテントウもよく見かけました。
ナナホシテントウ Coccinella septempunctata
写真は撮れなかったけれど、モンキチョウも飛んでいました。
他にも多くの虫を見かけました。
バンザイをしているみたいなかっこうをしているのは何かな?
いつの間にか花もたくさん咲いていました。
もう少しすると、ハマダイコンの花が河原を埋め尽くすのでしょう。
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