2012年8月1日水曜日

東京のど真ん中で虫さがし

東京中心部、千代田区で虫さがしをしてみた。
仕事の合間なので昼前後に限られた時間でどんな虫が見つけられるだろう。
皇居周辺はお堀という水場もあるし木々も多いから都心とは言ってもそれなりに虫はいるはず。
ということで千鳥ヶ淵から北の丸公園のあたりを歩き始めた。

まず見つけたのはヤマトシジミ。交尾をしていた。
オスメスのペアが風で揺れる葉っぱに必死で捕まりながら子孫を残そうとしていた。

ヤマトシジミ(交尾) Pseudozizeeria maha

ナミアゲハが木陰で草につかまっていた。

ナミアゲハ Papilio xuthus

アゲハ蝶の仲間はたくさん飛んでいたけどなかなかシャッターチャンスに恵まれない。
あっという間にどこかへ飛んで行ってしまう。
木陰にはオオシオカラトンボが飛んできて目の前に止まった。

オオシオカラトンボ(♀) Orthetrum melania

別なところではヤブミョウガに止まっているオオシオカラトンボを見つけた。

オオシオカラトンボ(♀) Orthetrum melania

林の中の笹藪をヒメウラナミジャノメが飛んでいた。ときどき止まって羽を休めていた。

ヒメウラナミジャノメ Ypthima argus

そして、ついに見つけた。
都心の真ん中でもノコギリクワガタがいるのだ。
オスメスそろってクヌギの樹液を吸っていた。

ノコギリクワガタ Prosopocoilus inclinatus

こどもの頃のクワガタ取り、カブトムシ取りを思い出すなぁ。
あの頃は暗くなった雑木林に懐中電灯ひとつで入っていくのにドキドキしたものだった。
もしかすると夜来ればカブトムシもいるのかな?

ノコギリクワガタ Prosopocoilus inclinatus

ノシメトンボが枯れ枝の先に止まっていた。
あちこちでノシメトンボが飛び回っている。

ノシメトンボ Sympetrum infuscatum

アブラゼミやミンミンゼミの鳴き声がうるさいくらい。
あちこちにヌケガラが残っている。



ヤブミョウガの花にノシメトンボが止まっていた。
薄暗い背景の中に一点黄色く光っているところに浮かび上がるように見えた。

ノシメトンボ Sympetrum infuscatum

テントウムシも所々で見かけた。
こちらはナミテントウ。

ナミテントウ Harmonia axyridis

お次はナナホシテントウ。

ナナホシテントウ Coccinella septempunctata

チャバネセセリは葉の上に落ちた鳥の糞から栄養を吸い取っているようだった。

チャバネセセリ Pelopidas mathias

ニイニイゼミのヌケガラは何故か泥だらけ。



最後はオミナエシの花にやって来たベニシジミ。
ベニシジミ Lycaena phlaeas


オミナエシにはヤマトシジミも来ていた。

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