2012年8月25日土曜日

小さな移住者

普段あまり気にしていないけれども小さな虫はいろいろなものに紛れて渡来し、多くの種類が帰化種として生息域を広げている。
このブタクサハムシは北アメリカ東部からメキシコが原産地で日本では1996年頃に関東で最初に確認されたそうだ。
その翌年には関西でも確認され、現在では青森県から鹿児島県のすべての県で確認されている。
名前のとおり幼虫・成虫ともに雑草のブタクサやオオブタクサが主食らしいが、ヒマワリなど植物も食害することがあり害虫として取り扱われているそうだ。


ブタクサハムシ Ophraella communa

交尾をしているカップルもいた。こうして確実に日本で個体数を増やしているのだろう。

ブタクサハムシ Ophraella communa
葉の裏には卵も産みつけられていた。30個ほどの卵が並んでいる。

ブタクサハムシ(卵) Ophraella communa


アワダチソウグンバイは北アメリカ原産で平成12年4月に兵庫県で最初に確認されて以来、急速に生息域を広げているらしい。
名前にある通り、当初は雑草のアワダチソウやブタクサなどの雑草についていたが、キクやヒマワリ、サツマイモなどの害虫になっているそうだ。

アワダチソウグンバイ Corythucha marmorata


他にも気が付かないだけで身の回りにはいっぱい小さな外来種があふれている。

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