2012年9月15日土曜日

美しい虫たち

彼岸には1週早いが高尾に墓参し、その帰りに周辺の山を歩いた。

道を歩いていると少し前方にとても派手な色彩の虫が飛んできた。
近づこうとすると数メートル先に飛んでいく。
正体はナミハンミョウらしい。

ナミハンミョウ Cicindela chinensis
しかし、何度か追いかけては逃げを繰り返したが、道からそれて逃げることなく同じ動作を繰り返す。

ナミハンミョウ Cicindela chinensis

ナミハンミョウはまさにこの動作が特徴で「道教え」とも呼ばれるそうだ。
何とか近づいて写真を撮ることができた。
近くで見ると金属のような青と赤っぽい筋のコントラストがとても美しい。

ナミハンミョウ Cicindela chinensis

ハンミョウを追いかけていたら目の前に蝶が舞い降りてきた。
足元に翅を閉じて止まった姿は少し銀色っぽい白一色の蝶、ウラギンシジミだ。

ウラギンシジミ Curetus acuta

少し見ていると翅を大きく広げた。
すると翅の裏とは全く違うオレンジに茶色い縁取りの美しい模様が現れた。
表と裏のあまりにも違う色彩がその美しさを際立たせていると思う。

ウラギンシジミ Curetus acuta

さらに道を進んでいくと葉っぱの上に動くものが。
近づいてみるとアカアシカスミカメだった。

アカアシカスミカメ Onomaus lautus

ヤマホトトギスやツリフネソウの花の上にもいた。





そして蛾というだけで嫌われてしまうこともあるけれど、ヤママユも美しいと思う。
舗装された道路の歩道わきにいるのを見つけた。
4枚の翅にそれぞれ1つずつ目玉のような模様がついている大型の蛾だ。

ヤママユ Antheraea yamamai

自然が作った姿は、何でこんな模様や色彩をしているのだろうと理解できないものも多いが、その美しさは本当に素晴らしいと思う。

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