2014年4月27日日曜日

トトロの森でシロバナタンポポ

「となりのトトロ」の舞台と言われている八国山緑地にいきました。
歩道の入り口に白い花が咲いています。
よく見るとタンポポの花です。シロバナタンポポのようです。
シロバナタンポポはこれまであまみかけることがありませんでした。

シロバナタンポポ

すこし歩いてコナラの若葉を見るとそこにはクヌギカメムシの幼虫がいました。

   クヌギカメムシ (幼虫)

クヌギカメムシがいた近くのコナラの葉裏にはクサカゲロウがいました。
クサカゲロウとは草蜻蛉ではなく臭蜻蛉です。
成虫の 体に触れると胸の前部から臭気を出すことからこのなまえが付いたようです。
ですが、実際には日本に約40種いると言われるクサカゲロウのうち臭気を出すのは一部の種類だけです。

クサカゲロウ

さらにコナラの葉を探すとケブカキベリナガカメムシがいました。
このあたりではよく見かけます。しかし、カメラを向けるとすぐに葉の裏側に逃げてしまう厄介者です。

ケブカキベリナガカスミカメ
さらにコナラの葉を探索すると金属光沢のある小さな虫がいました。
この虫の正体はトビサルハムシのようです。

トビサルハムシ
毛深い体で金属光沢のある小さいけど美しい虫です。
この時期のコナラの若葉には色々な虫がいます。
短い時間でしたが個性的な虫たちやシロバナタンポポに出会えました。






2014年4月26日土曜日

狭山公園の虫さがし

狭山公園は東京の埼玉県所沢市の境てにあり西側に多摩湖がある公園です。
今日はゴールデンウィーク前の土曜日です。のんびり狭山公園の中を歩いてみます。

狭山公園に行く途中にコンクリートで護岸された川にアブラナが咲いているのが見えました。
近くに行くと川に下りられるようなので行ってみます。
オレンジ色のチョウが飛んでいます。ベニシジミです。

ベニシジミ Lycaena phlaeas
この時期のベニシジミは春型で夏型に比べオレンジ色が鮮やかでとてもきれいです。
夏になると黒い色が目だつようになります。

この河原にもオオアマナが咲いています。
外来種でヨーロッパなどが原産だそうです。
最近は河原や公園などに野生化しているのをよく見かけます。

オオアマナ
外来種の花としてはオオカワヂシャもよく見かけます。
この河原にも多く群生していました。
ヨーロッパから北部アジアが原産だそうですが、最近は河原などでよく見かけます。

オオカワヂシャ
狭山公園に着きました。
狭山公園は西側に東京の水がめである多摩湖があります。
公園の南側から入るとクヌギなどの雑木林があります。
コナラの葉にケブカキベリナガカスミカメが゙いました。この時期のコナラやクヌギの葉によく見られます。小楯板にはハート形の白い班があります。

ケブカキベリナガカスミカメ Dryophilocoris miyamotoi
足元を見ると色々な花が咲いています。
この時期の雑木林にはスミレの花も多く咲いています。
ここに咲いているのはニョイスミレだと思います。
葉の形が仏具の如意(孫の手のような形の威儀具)に似ていることからついた名前だそうです。

ニョイスミレ
ムラサキケマンが咲いている中にところどころ白い花を咲かせているものがあります。
シロヤブケマンのようです。ここで咲いているのは花弁の先にもほとんど紫の部分が残っていないので「ユキヤブケマン」(シロヤブケマンの花が白いものを特別にこう呼ぶらしい)と呼んでも良いかもしれません。
シロヤブケマン自体がムラサキケマンの一品種という位置付けだそうでちょっとややこしいですね。

ソロヤブケマン
他にもチゴユリが咲いていました。
言葉は「恥ずかしがりや」だそうで、下を向いて咲くこの花の姿を見ると納得です。

チゴユリ
菜の花が植わっている花壇があったので行ってみました。
そこには期待通り、ナガメやヒメナガメの姿がありました。
ナガメはアブラナ科の植物があるところにはよくいます。

ナガメ Eurydema rugosa
一方、ヒメナガメは東京では生息地域が偏っているようです。
自分の知る限り、多摩地区の方が23区内より多くみられる気がします。
菜の花の上で交尾をしているペアがいました。
でもこの花壇はおそらくもう少しで刈り取られてしまうと思うので産卵しても果たして生き延びられるのか心配です。


ヒメナガメ Eurydema dominulus
ナガメかヒメナガメかと思って見ていたらなんだか少し違うのがいます。
よく見るとヒメジュウジナガカメムシでした。
なぜか菜の花に一匹だけいました。
本来はガガイモなどが食草なはずです。

ヒメジュウジナガカメムシ Tropidothorax belogolowi
コナラやクヌギの葉を眺めていると色々な虫に出会えます。
カゲロウも葉の裏に止まっていることが多いです。
カゲロウの成虫はその多くの種類では口が退化してなくなっています。

カゲロウ
ヨツモンクロツツハムシもコナラの葉裏にいました。
背中にバットマンマークのような模様を背負っています。

ヨツモンクロツツハムシ Cryptocephalus nobilis
他の木の葉の上でビロウドコガネも見つけました。
名前の通りビロウドのような微毛に覆われた美しい姿をしたコガネムシです。

ビロウドコガネ Maladera japonica
公園には子供連れなども多く来ていましたが雑木林の方へ行くと人も少なく、時々犬を連れて散歩をしている人に会う程度でした。
ここにはまだたくさんの自然が残っています。

2014年4月20日日曜日

春の虫さがし

川が流れる公園の中で虫さがしをしました。
今日は朝から曇りで少し肌寒く感じます。

川べりの葉の裏にいるのはカゲロウです。
大きな丸い眼が茶色で翅は白っぽくてこのコントラストが印象的です。

カゲロウ
カゲロウがいたところのすぐそばにスミレが咲いていました。
他にもスミレはたくさん花を咲かせていました。


肌寒い日でしたがよく見ると色々なところに虫が隠れています。
小さな木の枝にいたのはヒメジョウカイのようです。
よく似た種類にニセヒメジョウカイというのもいてややこしいです。
ニセヒメジョウカイの存在を知らなかったので詳しく観察しませんでしたがあとから調べるとヒメウカイは「爪が2裂列する」そうです。ここでは一応ヒメジョウカイということにしておきます。

ヒメジョウカイ Mikadocantharis japonica
この時期のタンポポの花は虫たちがよく集まる場所のひとつです。
ここにはヒメギスの幼虫がいました。

ヒメギス(幼虫) Eobiana engelhardti
川沿いの草には蝶たちが止まっています。
気温が低いせいかほとんど飛ぶことまなくじっとしています。
ベニシジミも草に止まった近づいても動く気配すらありません。

ベニシジミ Lycaena phlaeas
全く動かないので正面から顔を写してみました。


ベニシジミ Lycaena phlaeas
同じようにヤマトシジミも草に止まってじっとしたままでした。

ヤマトシジミ Pseudozizeeria maha
同じく顔も撮りました。

ヤマトシジミ Pseudozizeeria maha
川沿いを歩きながら木の枝や草の葉を見て歩くとそこの葉虫たちが隠れています。
木の枝にいたのはトビゲラの仲間だと思います。
図鑑で調べるとくクロスジヘビトンボによく似ているのですがサイズが違いすぎるようです。
図鑑によればクロスジヘビトンボは4~5㎝で大きいものでは10㎝にもなるとのことです。
しかし、ここで見つけたのは2~3㎝程度ですのでおそらく違うと思います。

トビゲラの仲間
この時期はいろいろな花にも出会えます。
川べりによく咲いていたのはオオアマナです。
この花はきか植物だそうで、英名では「Star of Bethlehem」と呼ばれ、つまり「ベツレヘムの星」でこれはキリストが生まれた時に輝いたと言われる星だそうで、クリスマスツリーの頂上に飾られている星のことだそうです。

オオアマナ
ヒトリシズカも咲いていました。
静御前の舞姿をこの花の容姿になぞらえてつけられた名前だそうです。

ヒトリシズカ
このほかにも多くの花が咲いていました。
先ほどはタンポポの花でヒメギスの幼虫を見つけましたが、こちらのタンポポにはヤブキリの幼虫がいました。
クサキリの幼虫は春にはタンポポやハルジオンの花でよく見かけます。
幼虫の時は花粉などを食べる完全な草食性ですが成長するに従い肉食に変わります。

ヤブキリ(幼虫) Tettigonia orientalis
川沿いにある小さな木の上にテントウムシがたくさんいました。
ナミテントウが数えきれないほどいます。
その中に交尾をしているペアがいました。
ナミテントウは斑紋が多様で全く違う種類ではないかと思うほどです。

ナミテントウ Harmonia axyridis
同じ木にナミテントウの幼虫も多くみられました。

ナミテントウ(幼虫) Harmonia axyridis
イネ科の草にカメムシを見つけました。
このカメムシはコブヒゲカスミカメのメスだと思います。
コブヒゲカスミカメはオスとメスで全く違う体色をしていて、オスは黒白で全く違う種類のように見えます。

コブヒゲカスミカメ Harpocera orientalis
これから暖かくなるにつれもっとたくさんの虫たちに出会えるでしょう。
体も冷えたので今日はそろそろ帰ることにします。

2014年4月19日土曜日

トトロの森で早春の虫さがし

トトロの森の舞台とも言われている八国山緑地に出かけました。
ここ数日は暖かい日が続いていたのですが昨日から肌寒い感じです。
萌芽更新のために切り開かれた林の日当たりが良いところに出ると蝶が飛んで来て足元近くに止まります。
近づいてい見ると翅を広げて地面に止まっています。
ミヤマセセリのようです。早春のこの時期にしか会えない蝶です。

ミヤマセセリ Erynnis montanus
クヌギの葉裏に小さな虫がいます。
グンバイムシの仲間、ヒメグンバイのようです。
小さい虫なのであまり気づくこともないのですが、この時期はまだ活動する虫が少ないので目立ちます。
ヒメグンバイ Uhlerites debilis
コナラの葉にはゾウムシがいました。
コカシワクチブトゾウムシなのかな?
似ているゾウムシがいろいろいるので自信がありません。

コカシワクチブトゾウムシ Myllocerus griseoides
ハエの仲間だと思いますが翅の模様が特徴的です。


チョッキリの仲間もいました。
クチブトチョッキリだと思いますが自信はありません。

クチブトチョッキリ Lasiorhynchites brevirostris
コナラやクヌギにはこの時期はクヌギカメムシの幼虫がいます。
クヌギの葉でクヌギカメムシの幼虫を見つけました。

クヌギカメムシ Urostylis westwoodii
テントウムシかなと思ったら少し縦長な体型をしているのでよく見てみるとクロボシツツハムシでした。
遠目にはテントウムシにしか見えません。

クロボシツツハムシ Cryptocephalus signaticeps
ここは住宅地からも近いところなのに自然が残っている良いところです。
近くに住んでいる方々が散歩をしたりしている姿を多く見かけます。
これから夏にかけていろいろな虫に出会えそうなのでときふぉき足を運びたいと思います。

2014年4月5日土曜日

肌寒い多摩川の河原にいた虫たち

府中にある「郷土の森」裏の多摩川の河原に出ます。
曇り気味で雨も降りだしそうな天気で気温も低めです。

ヒメオドリコソウにいたのはモモブトカミキリモドキのメスのようです。
モモブトカミキリモドキのオスはその名の通り腿が太いのですがメスは普通の腿です。
春先にタンポポやハルジオンなどで良く見かけます。
体液に毒を持っていて、うっかり触れてしまうと水疱ができたりします。 
モモブトカミキリモドキ Oedemera lucidicollis
河原のヘラオオバコの蕾?にカメムシがいました。冷たい風が吹く中、しっかりしがみついています。
ブチヒメヘリカメムシのようです。
体長6mmほどの小さなカメムシです。

ブチヒメヘリカメムシ Stictopleurus punctatonervosus

広い河原の中に無数にあるヘラオオバコの株の中でこの1株にだけ、それも1匹だけしか見つけられませんでした。
ブチヒメヘリカメムシは成虫で越冬するので河原の枯草の下に隠れて冬を越した個体が1匹だけ、せっかちにこの寒さに耐えて活動を開始したのかもしれません。
新成虫は6月頃にならないと見られないはずなので越冬成虫であることは間違いないと思います。

ブチヒメヘリカメムシ Stictopleurus punctatonervosus
観察しているこちらの体が冷えてきました。
今日はこれ以上歩いても新しい発見がなさそうなので、そろそろ引き上げることにします。
ここへはもう少し暖かくなったら来てみようと思います。