2012年7月7日土曜日

河原にいた小さな虫たち

八王子に息子と出かけたときに多摩川の支流のひとつ「秋川」に行ってみた。
河原に出ると、アユ釣りをしている人もいた。
息子はそちらに興味があるみたいでそそくさと釣り人の方に行ってしまった。
河原の葦が茂っているあたりを歩いてみる。
今日は雨が降ったりやんだりを繰り返しているがどんな虫がいるだろう?

さっそく見つけました。子供のころは網を持って虫とりに興じたが、当然その対象は、蝶、バッタ、トンボ、カブトムシ、クワガタなど、ある程度の大きさがあるものばかりだった。
ところが、大人になって再開した昆虫採集(といっても「採る」のではなく「撮る」だけですが…)では大きな虫も良いけれど子供のころはその存在は知っていても虫とりの対象から外れていた小さな虫に興味が行くようになりました。
これもデジタルカメラのおかげです。
エゾナガウンカ Stenocranus matsumurai


その小さな虫はエゾナガウンカでしょうか?
葦の葉っぱやその周辺の草の上にあちこちたくさんいました。

5㎜にも満たないような小さな体です。
よく見ると眼の下あたりからツンと突き出た触角(?)が特徴的です。


エゾナガウンカ Stenocranus matsumurai




こちらは葦の葉についた水滴の下を左右に行ったり来たりを何度となく繰り返していました。
いったいこの動きには何の意味があるのだろう?
タマガワヨシヨコバイ Paralimnus tamagawanus


こちらも葦が茂っている周辺の葉の上にいました。


タマガワヨシヨコバイのようです。
ミルクキャラメルのような羽色に翅脈が白くてとてもきれいです。
でも脚のとげがとても鋭くて痛そうに見えます。


タマガワヨシヨコバイ Paralimnus tamagawanus




顔を正面から見ると細く面長で、寄り目をした面白い顔をしています。
横から眺めていた時とガラッと印象が変わってしまいました。


セマダラコガネ Blitopertha orientalis
こんな小さな虫たちの周りにはセマダラコガネやヒメジャノメも見かけました。




セマダラコガネは葉と葉の間に雨宿りでもしているのか隠れるように身をひそめていました。


ヒメジャノメ Mycalesis gotama




こちらも葦の茂った中にこっそり隠れていました。少し離れたところから撮ったのですが、この後もう少し近づこうと葦をかき分けた途端に飛び立って見えなくなってしまいました。


そして雨の中でもアブの仲間やドロバチの仲間と思われる虫たちも活動していました。




アブの仲間ではないかと思うのですが、名前がわかりません。
オオカバフスジドロバチ Orancistrocerus drewseni










こちらはオオカバフスジドロバチではないかと思います。

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