2012年8月5日日曜日

ハートマークを探しに!

今日はエサキモンキツノカメムシを探しに行こう。
ちょうど今頃は産卵期らしいので、卵を守るエサキモンキツノカメムシの母親に出会えることを期待して出かける。

そこで以前エサキモンキツノカメムシの成虫を見たことがある公園に行くことにする。

自転車をこぎだして、ふと思いついて途中にある別な公園にも寄ってみた。

ここではエサキモンキツノカメムシには出会えず、アオスジアゲハが飛んでいた。
産卵に来ていたようだ。

アオスジアゲハ Graphium sarpedon

あらためて最初の目的の公園に向かう。
ここは木が茂っていて今日のような暑い日はこの公園に入るとホッとする。

公園に入るとすぐリスアカネが飛んできた。
人のすぐ近くを飛び回り、通路の柵に止まったのでカメラを向ける。

リスアカネ Sympetrum risi

近づいても逃げようとしないのでもっと近寄ってみる。
かなりアップの顔が撮れた。全く動じる様子がなかった。

リスアカネ Sympetrum risi

エサキモンキツノカメムシを探してみるが見つかったのはアカホシテントウだけだった。

アカホシテントウ Chilocorus rubidus

残念ながら目的のエサキモンキツノカメムシは見つけられなかったのでもう一つの公園に行くことにする。

公園に入るとうるさいほどアブラゼミが鳴いている。
あちこちの木に何匹も鈴なり状態。

アブラゼミ Graptopsaltria nigrofuscata

クヌギの若木にはシロテンハナムグリがいて樹液に集まっていた。
1匹が樹液を独占しようと他に集まってきたライバルを頭で押しのけていた。

シロテンハナムグリ Protaetia orientaris

ムラサキツメクサの花にはマメコガネのカップルがいた。

マメコガネ Popillia japonica

マメコガネのカップルを撮っていたら、足元に何かが動いた。
コバネイナゴのようだ。

コバネイナゴ Oxya yezoensis

ムラサキツメクサには蝶たちが集まっていた。
アオスジアゲハもムラサキツメクサのお客さんでした。

アオスジアゲハ Graphium sarpedon

モンキチョウも飛んでいた。

モンキチョウ Eurema hecabe

葛の葉にはマルカメムシがあちこちにいた。

マルカメムシ Megacopta punctatissima

マルカメムシを見つけて思い出した。今日の本来の目的はエサキモンキツノカメムシだったのだ。
早く目的の場所に行こう。
クヌギの脇を通り抜けようとしたら大きなクモの巣が...
コガネグモがいた。これはメスだが、オスはメスよりはるかに小さく、しかも交尾の際に長く時間をかけるとメスに食べられてしまうのだとか...

コガネグモ Argiope amoena

その先では葉の上でハラビロカマキリの幼虫が襲われると思ったのか尻を持ち上げてこちらを威嚇している。

 ハラビロカマキリ(幼虫) Hierodula patellifera

そして、やっと目的のチャバネアオカメムシを見つけた。
しかも期待した通り子守をしている。
ちょっと高いところの葉裏なので遠くて見えづらいが1齢幼虫を抱えているようだ。

エサキモンキツノカメムシ Sastragala esakii

他にもいないか探してみる。
もう少しだけ低いところにもう1匹いた。
こちらが抱えているのはまだ卵のようだ。
彼女は子供たちが2齢幼虫になって離れていくまで2週間ほど飲まず食わずで守り続けるそうだ。
母親の鑑のようだな。

エサキモンキツノカメムシ Sastragala esakii

それにしてもアブラゼミが多い。
それもそのはず、木の枝には抜け殻がこんな状態に。
こんなに重なり合わないと羽化する場所もない?



と思って見ていたら、セミの抜け殻の上に青いものが...
チャバネアオカメムシだ。
いったいここで何をしているのだ。

チャバネアオカメムシ Plautia stali

目的のチャバネアオカメムシも見つけられたし、そろそろ帰ろうか。
何より暑くてもう倒れそうだ。
公園の出口に向かうとショウジョウトンボが止まっていた。

ショウジョウトンボ Crocothemis servilia

最後はシオカラトンボが見送ってくれた。

シオカラトンボ Orthetrum albistylum

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